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飲食・お買物
鈴木醤油店
明治時代から140年間にわたって醤油と味噌を手作りする老舗。
1885（明治18）年には創業していたという鈴木醤油店。以来140年間、手作りで醤油と味噌を醸造してきました。古くから日本の食卓を支えてきた醤油と味噌を手掛けながら、時代に合わせた味を追求。地元に愛されてきた混合醤油と、近年仕込み始めた本醸造醤油の2種類を製造しています。
大豆と小麦と塩だけを使用して仕込んだ本醸造醤油「平右衛門」。
昔ながらの製法で仕込む本醸造醤油が「平右衛門」です。大豆、小麦、塩というシンプルな材料のみで仕込み、長期熟成による深い味わいに仕上げました。約3年熟成させたもろみから搾った醤油本来の味わいが楽しめる濃口醤油、糀を加えて限定醸造するまろやかな甘口醤油、旨味の強い再仕込醤油の3種類を醸造しています。
糀の割合を変えて味に違いを出した米味噌「六割」と「十二割」。
醤油のほかには、糀の割合を変えて味に違いを出した2種類の米味噌も製造。このうち「六割」は糀より大豆が多い製品で、2年以上の熟成による旨味の強さとすっきりとした味わいが特徴となっています。また「十二割」では大豆より糀を多くし、1年未満の熟成。芳醇で上品な甘さに仕上げています。
伝統的な手法に捉われず「いまの時代に合った味か」を重視。
木桶や麹蓋を使うなど昔ながらの作り方に取り組む鈴木醤油店。しかしそれで美味しくなるとも限らない点が難しいのだそうです。データ管理も作り手としての感覚も重視している6代目は「いまの時代に美味しいと思ってもらえる醤油になっているかという点を大切にしています」と話していました。
